北朝鮮兵がロシアへ派兵についてのウクライナ外相の発言など

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 昨日に引き続きまたもや北朝鮮兵の話題です。

 昨日の記事内では一行だけだったウクライナ外相の発言についてBBC news Japanにてもう少し詳しく載っていたので、触れていきたいと思います。

 また、その背景として過去に動員令が発表された際のロシア国内の反応をふり返っています。

目次

北朝鮮軍についての報道

 ちなみに昨日の記事は以下です

北朝鮮兵がロシアへ派兵という話題についてウクライナ外相の語ったこと

  一方、ロイター通信によるとウクライナのシビハ外相は19日、首都キーウ(キエフ)での記者会見で「北朝鮮軍の介入は戦闘激化のリスクだ」と訴えた。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a68d8625ff47c0ed7a92272dea86106e8c2ad84c

 上記の発言ですね。戦闘激化のリスクと発言したと。

 この北朝鮮軍の派兵については、1500名とか3000名とか1万名規模であるとか、記事によって人数はまちまちです。

 シビハ外相は、上記の他にも、以下のように語っていました。

シビハ外相はさらに、ロシアは国内で動員を拡大することは政治問題になると承知しているため、北朝鮮兵を「大砲の餌食(えじき)」に、つまり使い捨て要員にするつもりだと述べた。

引用元:https://www.bbc.com/japanese/articles/ce9jle45z2po

 『使い捨て要員』とは強烈な言葉ですね。

 自国の起こした戦争に他国の兵士までも巻き込んでいく、という無情さに言葉を失ってしまいます。

ロシア国内での過去の動員令とその影響について

 たしかに、過去にロシア国内での動員についてニュースが流れたことがあります。

 ウクライナ侵攻が始まってまもなくの時期2022年9月に部分的な動員がありました。

 これについては同時に国外へ脱出するロシア人が相次いだことがニュースになりました。また、募集事務所や庁舎への放火事件あるいは放火未遂事件が数件、連日起きたことも報道されました。

 徴兵委員会のトップへの発砲事件も一件起きています。

 今年2024年9月にもさらに増員をしています。

ロシアが2022年2月にウクライナ侵攻を開始して以来、3度目の増員となる。

ロシア大統領府が公開した大統領令によれば、今回の増員によりロシア軍の総員は約240万人、このうち兵士の数は150万人となる。大統領令は12月に発効するという。

引用元:https://www.cnn.co.jp/world/35223941.html

 過去の動員令後の報道から考えて、この上さらに国内での動員を進めると国民からの反発が一層強くなることは容易に予想されます。出国する人々が増えるとか放火や事件の起きる、などですね。

 様々な懸念材料があるため苦肉の策として北朝鮮兵士を使う、ということなのでしょうか。

戦争終結の日はいつになるのか……

 今回のような記事を読むと、そこまでして戦争を継続しなければならないのか――? と考えてしまいますね。

 また、こういったニュースがロシアの人々に正確に届いているのだろうか? ということも、考え始めると怖いですね。

 ロシアでは多数のメディアが潰され、国営の報道のみが流れているといわれています。

 意識的に行動すれば海外の記事なども参考に比べてみることはできるのかもしれませんが――。もしかすると若い世代の方々はやっているかもしれませんが、どうなのでしょうか。

 ウクライナ戦争についてたとえ海外での報道内容を知ったとしても、それを大っぴらに話しあうことも、抗議を行動に移すことも、法律で禁じられているわけです。

 そんなことをすれば刑事罰の可能性もリアルにある社会ですから。出国する人々がいることも頷けます。

 この戦争の行方がどうなるのか明るい材料が今は見あたらないようです。悲しいことです。

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